2019年10月05日

小さなクレーター

今年の10月は、流星群がよく流れる月になるそうです。

そんな流れ星がたまに地球に落ちて来てニュースになることがありますよね。

流れ星が落ちて出来たくぼみを“クレーター”と呼びますが、

実はこのクレーター、水族館でも確認することが出来ます。

それは、カエルを展示しているいくつかの水槽に現れます。

特別展の水槽に小さなクレーターが2つ

カエルが地面に留まるとき、まわりの土や植物を押しのけてスペースを作ります。

その留まっていた跡がクレーターに見えることから、私は“カエルクレーター”と呼んでいます。

ベルツノガエルのクレーターでした

残念ながら水族館のクレーター近くに流れ星は落ちていませんが、

クレーターを作った犯人であるカエルは近くにいますよ。

犯人(トノサマガエル)左、カエルクレーター右

飼育スタッフ 一見

2019年10月04日

タガメの成長記録Part4

前回の投稿から1週間が経ち、

今日タガメが脱皮をして4令幼虫になりました。

1令と4令を比べると体は約3倍にまで大きくなりました。

この幼虫ですが、

実は1匹に対して1つの部屋となるように飼育します。

 

幼虫の時から食欲旺盛で共食いが激しく起こるので、

ネットを使って個別に仕切って飼育しています。

このようにすることで、共食いを防げる事と、

しっかり1匹ずつエサを与えられるなどの管理もしやすくなります。

 

このまま順調に成虫になってくれることを願うばかりです

 

飼育スタッフ 山﨑

2019年10月03日

「ウオ」だけど魚ではありません

 

以前から様々なカエルを紹介していますが、今回はカエルと同じ両生類の仲間のサンショウウオです。

サンショウウオと聞くと1mを超えるオオサンショウウオが有名ですが、

それ以外に日本で確認されている約20種のサンショウウオは10~20cm程と、どれも小さな生き物です。

 

アカイシサンショウウオ

現在展示に出ているのは「アカイシサンショウウオ」の1種類のみですが、

山梨県には他に「ヒダサンショウウオ」や「ハコネサンショウウオ」などが確認されています。

ハコネサンショウウオ幼体

 

これから季節は冬に入りますが、ちょうどサンショウウオ達の産卵シーズンにもなります。

野外調査なども紹介したいと考えているので今後の情報にご期待ください。

 

飼育スタッフ 古根川

2019年10月01日

世界のカエル大集合!カエルーワールドカップ!

昨日から水族館は展示変更で大忙しです。

大好評だった特別展「金魚のお祭り~夏の大金魚展~」も終わり、

10月2日(水)からは特別展「世界のカエル大集合!カエルーワールドカップ」が始まります。

フライッシュマンアマガエルモドキ

 

今回も大金魚展に引き続き、水族館の1、2階の企画水槽スペースで行うので、

様々なカエルやカエルにちなんだ生き物を約22種類観察する事が出来ます。

アマフクラガエル

体の色が鮮やかなカエルや、大きさが人の手のひら以上あるカエルなどを展示するのでご期待ください。

コバルトヤドクガエル

飼育スタッフ 西中