2019年08月06日

歯が無い花とは?

水族館の周りには沢山の植物が生えています。

ヤマホタルブクロ
ヒメジョオン

 

その中で、変わった名前の植物を見つけたので紹介します。

その植物の名前は「姥百合(ウバユリ)」です。

ウバユリ

花が満開になる頃に葉が枯れてなくなる事が多いため、「葉なし」と「歯なし」をかけて、老婆の姿を連想して名前が付けられました。

花だけでは名前に「姥」が入っていると想像がつかないので、由来を知った時は、なるほど。と感心したと同時に、少し笑ってしまいました。

この花の見頃は7~8月との事なので、水族館の周りを散策しながら「姥百合」を探してみてください。

 

飼育スタッフ 西中

2019年08月05日

夏休みイベント「色んな生き物さわってミ~ナ」開催!

水族館では夏休み期間中毎日イベントを開催しています。

 

今回はその中の「色んな生き物さわってミ~ナ」をご紹介します。

 

こちらのイベントは生き物と触れ合うことができるが、触れ合う生き物はその日までわからないという少しドキドキなイベントとなっています。

本日触れた生き物は「フトアゴヒゲトカゲ」と「ギリシャリクガメ」という2種類の爬虫類と、「カブトムシ」です。

 

生き物に触り慣れていない子供たちも最初は恐る恐る触っていましたが、

飼育スタッフが触り方を教えてあげると上手に触れるようになり、楽しく体験することができていました。

カブトムシとのふれあい。上手に持てたかな?
小さいほうのツノをつかむのがコツです。

 

生き物たちと触れ合える貴重な機会なので、体験してみてはいかがでしょうか?

 

*開催期間:R1年8月5日(月)、7日(水)、9日(金)、23日(金)、26日(月)、28日(水)、30日(金)

10:00~12:00、13:30~15:30

*場所:水族館2階テラス

*対象:年齢制限なし(小さいお子様は保護者同伴)

*参加費:入館料のみ

*雨天時は貝がら工作体験に変更になる場合がございます。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年08月04日

水族館の日常~黄昏時~

閉館の時間が迫り、お客さんが帰り始める最中、

二重回遊水槽のデッキで飼育スタッフが何やら厳つい機械を出して作業をし始めます。

実は、週に2回ほど二重回遊水槽で行われる潜水清掃の準備をしている所でした。

そして厳つい機械の正体は、水槽内のゴミを吸い取るポンプです。

この水槽は富士山の湧水を掛け流しにしていますが、意外と魚のフンや食べ残しがあちこちに溜まります。

その為、週に数回は水槽に潜ってゴミを吸い出す掃除をしています。

掃除中の飼育スタッフ

もし潜水清掃中の飼育スタッフを見つけたら、じっと観察してみてください。

お客様に気付いて何か反応をするかもしれません。

カメラに気付いた飼育スタッフ

飼育スタッフ 一見

2019年08月03日

飼育スタッフのオススメ金魚

現在水族館では「金魚のお祭り夏の大金魚展」を好評開催中です。

 

多くの種類の金魚を展示していますが、今回はその中でも私のオススメの金魚「頂点眼」という種類をご紹介します。

 

頂点眼の一番の特徴はその名前の通り、張り出して上を向いた眼です。

上を向いて泳ごう。

 

中国産の金魚で、デメキンの突然変異から生まれてきたと言われています。

 

少し間抜けな顔に見えますがそれがとても可愛らしいです。

正面から撮影。やっぱり間抜け。

 

皆さんも自分のお気に入りの金魚を探してみてください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年08月02日

ビオトープの変化 Part4

最近はにわか雨が多く、

おかげでビオトープの植物にとっては恵の雨となりすくすく育っています。

植物が育つと、葉の裏や花にたくさんの虫たちが集まります。

 

今回は葉の裏で見つけた卵を紹介します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

これは「ナガメの仲間」の卵で、いわゆるカメムシの仲間です。

いかにも人がひとつずつ並べたかのようなきれいに菱形に並べられ、

自然のすごさを感じました。

 

また違う卵塊をよく見ると、

タマゴクロバチの仲間が卵の上で見つかりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

このハチは他の生き物に寄生する生き物です。

カメムシの卵に自分の卵を産みつけ、その中を食べ成長し、成虫になって出てくるという

自然界では良くある事です。

 

次々にビオトープに集まる生き物を

是非お客様にも見ていただければと思います。

 

飼育スタッフ山﨑