2018年11月13日
サツキマスの下剋上
水族館1階では「養殖魚展」を好評開催しております。
今回はその中から「サツキマス」についてご紹介したいと思います。
サツキマスはアマゴが海に降って成長した姿で、きれいな朱色の斑点と銀色の体が特徴です。
なぜ海に降るのかというと、川の中でエサの取り合いに負けたアマゴがどんどん海まで追いやられていきます。
海に降ったアマゴは海の栄養たっぷりなエサを食べて成長し、サツキマスになります。
川に残ったアマゴより何倍も大きくなってまた川に戻ってきます。
まさに下剋上と言ったところでしょうか。
水族館では上流水槽にてアマゴも展示しているので、ぜひこのドラマチックなサツキマスとアマゴの生態に思いを馳せながら観察してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄