2018年02月22日
標本作り
水族館の飼育スタッフは、日々掃除や給餌など様々な生き物の飼育作業をしていますが、
実は普段見えないバックヤードではそれ以外にも色々なことをやっています。
例えば、バックヤードの棚で干されているイセエビ。
これはイセエビが日光浴をしているわけではなく、脱皮殻を乾燥させて作る乾燥標本を
作製しているところなのです。
他にも、水槽内で脱皮したノコギリガザミやマルソデカラッパといった甲殻類の
乾燥標本も作製しています。
こういった標本は、普段しっかりと見ることが出来ない部分を詳しく観察する事が出来るので、
生き物のことを勉強できる良い教材になるのです。
今後展示する予定はありませんが、バックヤードツアーなどで使うこともありますので、運の良い方はお手製
乾燥標本を見ることが出来るかもしれません。
飼育スタッフ 羽生