2018年02月02日

産卵への準備

最近の寒波によって、ここ忍野村でも寒い日が続いています。

 

そんな中、水族館の展示水槽にいる「ナガレタゴガエル」の姿が少し変わってきました。

 

このカエルは2~4月の冬頃に産卵期を迎えますが、産卵期が近くなるとオスは水の中に入ってメスが来るのを

待っています。

この時に、水中の酸素を効率よく吸収できるように全身の皮膚がダルダルに弛んできて、まるで別の生き物のように

見た目が変わります。

 

水族館で展示されているカエルも気温の変化を感じ取って、体の横の部分が弛んできて産卵期の状態に少しずつ

近づいてきました。

昨年も水槽内で産卵してくれたので、今年も上手くいくように見守っていきたいと思います。
飼育スタッフ 羽生