2016年11月29日

上流の小さな魚たち

つい先日、二重回遊水槽内側の魚の入れ替えを行う
大行事があったことをブログでご紹介しましたが、
実は、上流水槽の魚たちも少し前に総入れ替えを行いました。
現在、小さなかわいいヤマメとアマゴが200匹ほど泳いでいます。
上流
この2種類は自然分布域が異なるのですが、山梨県は
分布の境目に位置するため、富士川水系にはアマゴ、
桂川水系にはヤマメと、両種が生息しています。
しかし放流により分布域が曖昧になってしまうだけでなく、
両種の交配による遺伝子汚染、遺伝的多様性の減少が
懸念されています。

とてもそっくりな魚たちですが、体にある朱色の斑点の有無で
区別することが出来ますよ。
やまめあまご
飼育スタッフ 亀井

2016年11月24日

雪とツリー

 今日、忍野村では雪が降り、辺り一面が真っ白です。
朝、雪の深さを測ってみると、約15㎝もありました。
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 昨日は、ほうきを持ってみんなで落ち葉掃きでしたが、今日はスコップを持ってみんなで雪かきです。
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 先日、あと1か月でクリスマスという事で、水族館のエントランスに約3mのクリスマスツリーを設置しました
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私は、こんなに大きいクリスマスツリーの飾り付けをしたのが初めてだったので、心が弾みました。
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 今年のクリスマスは雪が降ってホワイトクリスマスになるといいな

飼育スタッフ 西中

2016年11月22日

大行事

 年に一度の大行事。二重回遊水槽の魚の入れ換えが行われました。
どうやって魚を取り出して入れるのかと言うと、実に原始的。
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大小のバケツを駆使して台車で運び出したり入れたりします。
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出し入れの総数は約8000匹。
フレッシュな魚達とお待ちしております。

飼育スタッフ加藤

2016年11月14日

貝の中の秘密

現在水族館1階にはタナゴの仲間を計9種類展示しています。

以前のブログでご紹介した通り、二枚貝の中に卵を産む少し変わった生態を持つ魚ですが、
実は人の手で直接卵を搾り出す人工授精という方法もあります。

 

受精直後の卵は黄色い卵型をしていますが、受精後5日もすると孵化します。
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孵化直後は、卵黄に尾びれが生えた黄色いオタマジャクシの様な姿をしていて、まだ眼も口もありませんが、実はこの状態でも機敏に動き回ることが出来ます。
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この状態から更に数週間経つと、眼が出来て徐々に魚らしい姿に変わっていきます。

 

本来は貝の中にあって見ることが出来ないものですが、実はこんな風に成長していくのです。
飼育スタッフ 羽生

2016年11月08日

人気者のウナギ

水族館1階企画水槽では11月2日(水)から
「企画展 みんなの人気者」を開催中です。
人気者現場
ここでは、「見たいです」「いないですか」
「どこにいますか」と言われることの多い生き物や
過去に展示をして好評だった生き物などを展示しています。
その中でも、今回はこのウナギに注目。
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以前ブログでもご紹介しました西湖からやってきたウナギ
なのですが、私の腕より太く長く、ものすごい貫禄があります。
中流水槽にいる馴染みあるサイズのウナギと見比べて
みてみると、より一層大きく感じます。
中流ウナギ
 本当にウナギなのかと疑われたり、時には気持ち悪がられることも。
この迫力は実際に体感しないとわかりません。
それにしても
このウナギで、いったい何杯のうな重が作れるのだろう。
飼育スタッフ 亀井

2016年11月05日

マミズクラゲのエサ

11月に入り、寒さもより一層厳しくなってきました。

マミズクラゲの展示を始めてもうすぐで4か月になります。
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 最近、「マミズクラゲは何を食べているの」と聞かれた事がありました。
マミズクラゲは、水面まで触手を縮めた状態で泳ぎ、沈んでいく途中で最大限に触手を伸ばします。触手にふれたワムシやミジンコなどの動物性プランクトンを、触手に付いている刺胞を使い捕まえて食べます。

水族館では、エサになるプランクトンも梅酒用の瓶を使って飼育しています。
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 産まれたてのマミズクラゲもエサを沢山食べて成長中です。

飼育スタッフ 西中

2016年11月02日

二本立て

10月最強クラスの寒波で富士山も雪化粧が濃くなってきました。
富士
そんな寒波の中、水族館は熱気ムンムン、
スタッフ総出で展示の総入れ替えです。
プレゼンテーション1

 今回の展示は「貝の仲間たち」と「みんなの人気者」の二本立てですので、
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是非ご覧ください。

飼育スタッフ 加藤