2016年06月30日

タガメの孵化

今や各県、各地域で絶滅や絶滅の危機に直面しているタガメ。
農薬や環境の悪化によりいなくなってしまったそうです。
山梨県では絶滅していまいましたが、水族館では皆さんに知ってもらうために
タガメを飼育し、繁殖に取り組んでいます。

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そして今年、4度目の孵化を迎え、たくさんの子タガメがいっせいに産まれました。
大人になるまで約50日間、頑張って育てあげたいと思います。

飼育スタッフ 加藤

2016年06月27日

ザリガニ釣り体験

昨日と一昨日、水族館ではイベント「ザリガニ釣り体験」 を開催しました。
大人も子供も

毎回ご好評いただいているこのイベント。
昔を懐かしむ方々や初めて見るザリガニにおっかなびっくりしつつも、
次第に触って掴めるようになっていく子たちなど、今年も老若男女沢山の
方々が参加してくださいました。
私も釣れたよ釣れたいっぱいだよ

みなさんの楽しんでいる笑顔をみていると、私まで笑顔になってしまう2日間でした。

ご家族の方たちとのお出かけの楽しい思い出の1つになって、
さらには、生き物により興味を持つきっかけになって頂ければ幸いです。

飼育スタッフ 亀井

2016年06月23日

星に願いを

今日は、雨が降ったり、晴れたりと、天気の忙しい忍野村です。
現在、水族館のエントランスでは、7月11日まで七夕イベント「星に願いを」を開催中です。
思い思いの願い事を短冊に書いて、笹に飾ることが出来ます。
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願い事を書いた短冊を笹に飾る七夕飾りは、江戸時代に寺子屋で学んでいた寺子たちが、習字が上達するようにと短冊に書いたのが始まりと言われているそうです。

今年の七夕は晴れて、皆さんの願いが天に届くといいですね。

飼育スタッフ 西中

2016年06月18日

除湿機

6月も中旬になりました。この時期は梅雨本番。
湿度が高く空気がまとわりついてくる感じがします。
そうなってくると水族館では困ることが出てきます。
それは「結露」。ここ「森の中の水族館。」では
富士山の冷たい地下水を掛け流しで使用している為、
湿度、気温が高いとすぐ結露発生し水槽が水滴で見えなくなってしまいます。
そこで結露対策として活躍するのが「除湿機」です。
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これを運転すると水槽壁面の湿り気がなくなります。
一晩運転すると多い時では20Lポリタンク半分くらい水をとってくれます。
今日も水族館の隅で湿気をとっているので、暖かく見守って頂ければと思います。

                                         水族館  伊藤

2016年06月14日

ホタル始まりました。

世界中には約2000種類のホタルの仲間がいると言われ、
日本には約50種類が生息していると言われていますが、
農薬や水辺の環境変化などによって、その数は急激に
減少しています。

日本では天然記念物や絶滅危惧種に指定されている地域も
あるため、放流などの保護活動がとても盛んですが、
実は同じ種類のホタルでも、棲んでいる地域によって光り方や
遺伝子などに違いがあることがわかっているんです。

移植や放流などを行いたい場合は専門家の方々の意見をよく聞き、
また野生のホタルを見つけた場合は捕まえたりせず、そっと見守って
いてくださいね。

水族館では、今年も期間限定でホタルの展示を開始致しました。
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二重回遊水槽内側のトンネル付近にて展示していますので、
ご来館の際にはそっと覗いていただき、静かに光るホタルたちにも
癒されて頂けると嬉しいです。
ホタル2016-2
飼育スタッフ 亀井

2016年06月11日

ぞくぞく上陸

今月に入り、続々と上陸を果たしたトウキョウサンショウウオの赤ちゃん達。
慣れない陸地にあたふたしながらも、隠れ家に身を寄り添って団子になってます。
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みんなでいると可愛さ倍増ですね。
自然だと、ほんの一握りくらいしか大人になれないとも聞くので、大切に育てあげていきたいです。

飼育スタッフ 加藤

2016年06月06日

リーフフィッシュ

6月に入り木々も青々してきました。晴れの日は日差しが強いので、
この時期の忍野村は帽子が必需品です。

さて、現在、水族館では1階企画展コーナーで「生き物の色や形を考えよう」という
企画展を開催しています。どの生き物も個性的ですが、
その中でひときわ異彩を放っている生き物がいます。それは「リーフフィッシュ」。
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枯草の擬態を得意としています。いつもはまったく動きませんが、
近くに水生動物などが来ると大きな口で一飲みにします。
いつも午前中にエサをあげているので、
お時間ございましたら特徴ある捕食シーンをご覧ください。

                         水族館  伊藤

2016年06月02日

今月のマンスリー水槽

今月のマンスリー水槽は「モリアオガエルの卵」です。


モリアオガエルは
5月から7月の雨が多い時期に、木の上に白い泡状の卵を産みます。
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なぜ、このような泡状の卵を産むと思いますか。

それは、卵を乾燥やヘビなどの外敵から守るためです。

泡は、日が経つにつれて表面が乾いてかさかさになりますが、

泡の中は、乾いて硬い表面が水の蒸発をふせぐため、卵が孵化するのに必要な温度や湿度が保たれています。

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この時期しか見られない少し変わった光景です。
飼育スタッフ 西中