2016年02月27日

ヒダサンショウウオ

先日、気温2度、水温5℃の中、冬季に産卵の為に沢に集まってくる
ヒダサンショウウオの観察に行ってきました。
ヒダサンショウウオは水中の石の下や落ち葉の中に隠れているので
ひたすらひっくり返して探します。
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気が付くと、何も成果が無いまま1時間がたち、半ばあきらめて探していると、
石の裏に青白く輝くヒダサンショウウオの卵をそして近くにはヒダサンショウウオの卵ヒダサンショウウオ

成体のヒダサンショウウオを観察することが出来ました。初めて生で見る卵にとても感動しました。
が、探すことに夢中で、車のキーを落としてしまい、ヒダサンショウウオを探すより難しい
車のキーを探す羽目になってしまいました。

飼育スタッフ 加藤

2016年02月24日

オオグソクムシ

先日、神奈川県にある「京急油壺マリンパーク」さんから「オオグソクムシ」を頂き、
水族館1階入り口で特別展示しています。
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この「オオグソクムシ」は日本の房総半島より南の深い海にいるといわれ、
主に生き物の死骸等を食べることから「深海の掃除屋」と呼ばれています。
また、甲殻類(カニ、エビ)の仲間で食べることができ、美味しいみたいですよ。
そんな、キモカワイイ「オオグソクムシ」を間近でご覧になってみてはいかがでしょうか。
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                   水族館  伊藤

2016年02月19日

ジェルキャンドル作り

忍野村では暖かい日が多くなり、雪も少なくなってきました。P2191166

さて、水族館では2月20、21日(土、日)にイベント「ジェルキャンドル作り」を開催します。
グラスの中に材料を入れ、ジェルを流し込めば出来上がってしまい、初めての方でも簡単に
作ることが出来ます。PC191099
また、カラフルな砂を混ぜて入れたり、ガラス細工などの置き方を工夫するだけで、
どなたでも拘りの一品が作れてしまうんです。お子様から大人の方まで楽しめるイベント
なので、家族みなさんで作ってみるのはいかがでしょうか。

開催日・・・平成28年2月20、21日(土、日)

開催場所・・・水族館1階エレベター横

受付時間・・・10:00~12:00、13:30~15:30

対象・・・年齢制限なし(各日先着50名)

参加費・・・入館料+800円

                                       飼育スタッフ 七井

2016年02月15日

色や形を考えてみよう

普段は何気なく見ることの多い生き物たちですが、
その色や形はそれぞれとても様々です。
そして、それらにはちゃんと意味があります。

来月1日から始まる「企画展 生き物の色や形を考えてみよう」では、
タイトルの通り、色や形に注目する、いつもとはちょっと変わった展示です。
いつもの「かわいい」「おもしろい」などに加えて、
より生き物を知って興味をもって頂ける機会になると嬉しいです。

りーふねおん
すずつの
お楽しみに。

飼育スタッフ 亀井

2016年02月11日

次に向けて

次回の展示に向け、続々と生き物たちを調達中です。
その中で久々にやってきた生き物「アユカケ」をピックアップ。P2111144

この「アユカケ」は石化けと言われるほど、川底の石のように化けて身を隠すことが得意な魚です。
また、別名を「カマキリ」と呼び、えら蓋にある鎌のような刺が由来です。プレゼンテーション1

アユカケは、河口から上流を行き来するため、ダムや堰堤などの影響を受けやすく、福井県の一部では天然記念物に指定されているほか、環境省のレッド・リストでも絶滅危惧II類に指定されています。また、山梨県では見ることが出来なくなってしまった生き物です。

3月2日から展示が始まりますので是非探してみてください。

飼育スタッフ 加藤

2016年02月07日

ハコネサンショウウオ

今日ご紹介するのは水族館1階で展示している4匹のハコネサンショウウオです。
※ハコネサンショウウオとエサのコオロギ
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このサンショウウオたちは自然の川からスタッフが見つけてきたもので、展示当初は人前で
エサを食べてくれず、痩せてしまうサンショウウオが出てきてしまいました。P2071147
そこで、エサをピンセットであたえることを根気よく繰り返し、ようやく人前でも、自分からエサを食べてくれるようになりました。時間が合えばエサを食べているところが
見れるかもしれませんね。
飼育スタッフ 七井

2016年02月03日

クリオネ

先日、この時期には珍しく雨が降りました。
道路脇や公園の雪が大分融けましたが、道路が凍結している為、
ご来館の際は冬用タイヤ着用でお願いします。

さて、前々から計画していて、やっと入手できた生き物が展示できました。
それは「クリオネ」。その姿から「流氷の天使」といわれる生き物です。
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体長は1~3cm。毎年1月頃からオホーツク海の流氷と一緒にやってきます。
こう見えて実は貝の仲間で和名は「ハダカカメガイ」といいます。
まだまだ分からないことが多い生き物ですが、
その神秘的な姿を水族館でご覧になってはいかがでしょうか。
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                                                                 水族館  伊藤