2014年11月05日

人工採卵

先日、実習やボランティアの学生さんたちと一緒に
ニジマスやヤマメ、カワマスなどの人工採卵を行いました。

水族館ではこの時期になると毎年決まって行う作業で、
秋はニジマスなどの採卵の季節ですが、
狭い水槽の中では他の魚たちに食べられてしまったり
水流で流されてしまうため、水槽から魚を取り上げて
産ませた卵を管理していくのです。

暴れてもケガをしないように麻酔で眠らせて
体の水気を拭いた魚を抱えるように持ち、
まずはメス、次にオスの順でお腹を押して
卵や精子を絞り出し、受精させます。
採卵1採卵2
                                       <ニジマスの卵を絞る様子>

そのあと、汚れと紫外線が大敵な卵は
暗くて水が常に新鮮なものに入れ替わる場所へ。
たまご

今後の成長がとても楽しみです。

                           飼育スタッフ 亀井